いわてデジタルマップ等検索 Web版 Ver1.03 取扱説明書

著作権者: Kazuaki Kamada / 本書は Web版の画面(2026年9月)を基に作成

  1. はじめに
  2. 画面の構成
  3. 基本の使い方
  4. 左パネルのボタン
  5. 中央の地図
  6. 右パネルのタブ
  7. 開いた後に手動で行う操作
  8. うまくいかないとき
  9. 設置・データ更新(管理者向け)
  10. 旧版(Windows版)からの変更点
  11. 出典等の明示
  12. 謝辞
  13. 著作権および免責事項
  14. 今後について

1. はじめに

Web上で公開されている岩手県に関係する地図等を、地名地番(もしくは住所)から検索して開くためのツールです。 Windows版「いわてデジタルマップ等検索」(VB.NET + Selenium)をブラウザだけで動くように移行したもので、インストールや EdgeDriver・Excel は不要です。

やっていることは次の2つだけです。

対応ブラウザ: Edge / Chrome / Firefox / Safari の現行版。スマートフォンでも動作しますが、多くの地図サイトは PC 向けです。

2. 画面の構成

上部バー「◀ 右パネルを表示/▶ 右パネルを隠す」、「< 最後のタブを閉じる」、「|< 全タブを閉じる」(このページから開いたタブだけが対象)。
左パネル住所の選択、緯度経度の取得・調整、標高・偏角、そして「岩手県 いわてデジタルマップ」「MappleLabs」「いわて盛土情報システム」を開くボタン。
中央位置合わせ用の地図(地理院タイル)。中心の+マークとマーカーで位置を微調整します。
右パネル初期状態では隠れています。「地図を開く」「土砂災害」「地区計画・災害危険区域」「都市計画図」「都市計画リンク」「旧地名」の 6 つのタブ。

3. 基本の使い方

  1. 市町村をプルダウンから選びます。
  2. 大字、字・丁目を入力します。入力すると候補が絞り込まれるので、候補から選ぶのが確実です。
  3. 地番を入力します(例: 10番1、10-1)。「地名地番」欄に住所が組み立てられます。この欄は直接編集もできます。
  4. 検索(緯度経度を取得) を押すと、緯度・経度が入り、中央の地図がその位置に移動します。
  5. 地図をドラッグして中心(+)を目的の場所に合わせ、地図中心を取り込む を押して緯度経度を確定します(マーカーをドラッグ、または地図上で右クリックしても同じです)。
  6. 左下の 指定道路図 などのボタン、または右パネル「地図を開く」タブのボタンを押すと、その位置で各地図サイトが新しいタブに開きます。
住所を書き換えると「検索」ボタンが黄色になります(まだ座標に反映していない印)。また、緯度経度が空のときは地図ボタンを押しても開きません。まず「検索」または「地図中心を取り込む」で座標を入れてください。

4. 左パネルのボタン

モードボタン(最上段)

L / N / G 緯度経度の求め方。押すたびに切り替わります。
L: 内蔵の「岩手県ロケーション参考情報」(字レベルの代表点)。ネット接続不要で速い。地番までは反映されない。
N: 東京大学 CSIS シンプルジオコーディング実験(サーバー経由)。地番まで反映される。
G: 国土地理院の住所検索 API。
P / C / N 住所の先頭に付けるもの。P=県名+郡名、C=郡名のみ、N=なし。地名地番のコピー結果にも反映されます。
C入力をすべてクリアします。
F選択中の地名のふりがなを表示し、クリップボードにコピーします。

住所とコピー

地名地番 COPY「地名地番」欄の内容をコピー。他サイトの検索欄に貼り付けるときに使います。
市町村名除く COPY県・郡・市町村名を除いた部分(大字以降)をコピー。市町村の地図サイトで検索するときに便利です。

緯度・経度

緯度/経度 ラベルラベルをクリックすると 10進表記 ⇔ 度分秒表記 が切り替わります(赤字のときが度分秒)。数値は直接入力もできます。
緯度経度で地図へ移動入力した緯度経度へ中央の地図を移動します。
地図中心を取り込む中央の地図の中心座標を緯度経度欄に取り込みます。
緯度,経度 COPY「緯度,経度」の形式でコピーします。
E 標高国土地理院の標高 API で現在座標の標高を表示します。PatchJGD(標高)で補正する場合の入力値とリンクも案内します。
偏角磁気偏角(真北と磁北のずれ)を国土地理院 2020.0 年値の近似式で計算します。正式な値・年変化は「地磁気を知る」で確認してください。度分秒もあわせて表示します。
近くの地名現在座標に近い歴史地名 上位 20 件を「旧地名」タブに表示します。
地図から地名現在の緯度経度(地図の中心)から市町村・大字・字を求め、上の市町村/大字/字・丁目と「地名地番」欄に入れます。国土地理院の逆ジオコーディングで市町村と大字・町丁目を決め、内蔵の位置参照情報で字まで絞ります。国土地理院に接続できないときや同名が無いときは、内蔵データの代表点で最も近いものを入れ「(推定)」と表示します。地番までは分からないので、各地図サイトで確認してください。

ボタンの下の枠には、操作の結果やメッセージ(コピーした内容、開いた URL、開いた後の案内など)が表示されます。

左下の地図ボタン

岩手県 いわてデジタルマップ 指定道路図 土砂災害に関する規制図 盛土規制法規制区域 屋外広告物規制 ほか。 現在の緯度経度を中心にいわてデジタルマップの各テーマを開きます。薄い表示のボタンは設定で非表示指定になっているテーマですが、押せば開きます。
MappleLabs表示 で MappleLabs を開きます。開いた後、検索欄に地名地番を貼り付けて検索してください(住所は「地名地番 COPY」でコピーできます)。
いわて盛土情報システム表示 で、現在座標を中心に(縮尺 1/2,500)盛土情報システムを開きます。
取扱説明書この説明書を開きます。

5. 中央の地図

ネットワーク制限のある環境で地図ライブラリ(Leaflet)を読み込めない場合、中央に案内が出ます。その場合でも座標入力と各サイトの起動は利用できます。

初期状態では右パネルは隠れています。上部バーの「◀ 右パネルを表示」で開きます。

地図を開く

現在の緯度経度で各地図サイトを開きます。上から順に、全県共通の地図(地理院地図/地理院旧版/GoogleMap/YahooMap/OpenStreetMap/GeoShapeリポジトリ)、選択中の市町村の地図(盛岡市・宮古市・大船渡市・一関市・北上市・花巻市など、市町村を選ぶと表示)、最後に「その他すべての地図(個別)」(登録されている全テーマの一覧)です。

土砂災害

岩手県の土砂災害警戒区域等の公表ページ(指定済・基礎調査結果公表)へのリンクを、選択中の市町村について表示します。箇所番号・調書番号・箇所名のいずれかを入力して 検索 を押すと、公表ページの一覧表からその行を探し、区分・箇所番号・調書番号・箇所名・所在・年月日と「表示」(公示図書 PDF)を表にします(サーバー側でページを取得します)。

調書番号に枝番(例: 088B1006-1、077A0002-6)が付いている箇所は、公表ページ上で箇所番号や住所が省略されていることがあります。このため箇所番号で見つからないときは調書番号で検索してください(省略された行は直前の行の箇所番号・所在を補って表示します)。3 文字以下の番号(地滑りの「1」「59」など)は完全一致で探します。全角・半角、大文字・小文字、ハイフンの種類は区別しません。

宮古市・釜石市・大船渡市・陸前高田市のように公表ページが「急傾斜地の崩壊」「土石流」「地滑り」の区分ごとに分かれている市町村は、目次ページから各区分のページをたどって探します(少し時間がかかります)。

番号の調べ方: いわてデジタルマップ「土砂災害に関する規制図」を開き、対象の区域をクリックすると表示される番号を控えて入力します。

地区計画・災害危険区域

選択中の市町村の地区計画、災害危険区域について、地区名を選ぶと関連する公表資料へのリンクボタンが並びます。用途地域マップ (MapExpert) は現在座標で用途地域マップを開きます。

都市計画図

現在座標の図郭を開く を押すと、現在座標を含む都市計画図の図郭(PDF 等)を開きます。3×3 のボタンは中央が現在の図郭で、周囲のボタンで隣接する図郭を開けます。

都市計画リンク

選択中の市町村の都市計画に関するページ(都市計画情報、例規集など)へのリンクと、共通リンク(国土交通省、岩手県、e-Gov 法令検索、岩手県例規集など)です。

旧地名

選択中の 市町村/大字/字 に対応する旧地名(合併前の市町村名・大字・字)を表示し、COPY でコピーできます。北上市は住居表示の新旧対照表を元にしており、現在の町丁目(例: 大堤西一丁目)に対して住居表示実施前の 大字・字(例: 相去町大堤西)と変更年月を表示します。旧大字を切り替えると旧字の候補も切り替わります。字・丁目を空にすると、その町名の全丁目分を「→一丁目」のように丁目付きでまとめて表示します。「近くの歴史地名」には、左パネルの 近くの地名 で求めた歴史地名 上位 20 件が表示されます。

7. 開いた後に手動で行う操作

ブラウザの仕組み上、このページから他のサイトのボタンを押したり文字を入力したりすることはできません(Windows版は Selenium で自動操作していました)。次の操作は開いた後にご自身で行ってください。該当する地図には画面上にも案内メモを表示しています。

いわてデジタルマップ必要なら「施設検索」に地名地番を貼り付けて検索(住所は「地名地番 COPY」でコピー済みにできます)。
MappleLabs初回はモーダルを閉じ、検索欄に地名地番を貼り付け。
盛岡市・北上市・一関市利用規約の「同意する」を押す。
PatchJGD・地磁気を知る・地盤安心マップ・GeoShape表示された入力用の値(緯度経度・標高・度分秒)をフォームに入力。

8. うまくいかないとき

地図が開かない/「ポップアップがブロックされました」ブラウザがポップアップを止めています。アドレスバー右のアイコンからこのサイトのポップアップを許可してください。
「緯度経度を入力してください」座標が空です。「検索」または「地図中心を取り込む」を先に行ってください。
緯度経度を取得できないモードを L → N → G と切り替えて試してください。N はサーバーの PHP と外部接続、G は国土地理院への接続が必要です。
大字・字の候補に見つからない「地名地番」欄を直接編集して、N または G モードで検索してください。「旧地名」タブで旧地名を確認するのも手です。
データの読み込みに失敗index.html を file:// で直接開くと data/*.json が読めません。Web サーバー上で開いてください。
開いた地図の位置が合わない/反映されない各地図サイトには URL に座標を付けて開いていますが、サイト側の更新でその形式が変わると、既定の位置(市役所付近など)で開くことがあります。その場合は開いた地図上で手動で目的の場所へ移動してください。「緯度,経度 COPY」でコピーした値を、そのサイトの座標検索に貼り付けるのも手です。
タブが閉じない「最後のタブを閉じる」「全タブを閉じる」は、このページから開いたタブだけが対象です。手動で開いたタブや、ページを再読み込みした後に残ったタブは閉じられません。
それでも直らないページを再読み込みしてください。それでも問題がある場合は使用を中止してください。作者への問い合わせは不可です。

入力履歴(前回の市町村・住所・モードなど)はブラウザの localStorage に保存されます。ブラウザの閲覧データを消去すると初期状態に戻ります。

9. 設置・データ更新(管理者向け)

10. 旧版(Windows版)からの変更点

旧版Web版
Edge を Selenium で自動操作ブラウザの新しいタブで開く。他サイトの自動操作は手動に(7章)
ベースの地図(いわてデジタルマップ等)で位置を調整ページ内の地図(地理院タイル)で位置を調整し「地図中心を取り込む」
Form2〜Form5(別ウィンドウ)右パネルのタブ
MapDATA.xlsx を直接読み込みExcel から生成した JSON を読み込み(build_data.py)
My.Settings に履歴を保存ブラウザの localStorage に保存
L / N の 2 モードL / N / G の 3 モード(G: 国土地理院住所検索)

Windows版の履歴(参考)

1.0.0.0 初版 / 1.0.0.1 個別の地図への対応 / 1.0.0.4 登記所備付地図データの利用・ふりがな表示・土砂災害警戒区域の表示改善 / 1.0.0.5 県名・郡名表示への対応 / 1.0.0.6 緯度経度の取得へ対応 / 1.0.0.7 北上市 / 1.0.0.9 盛土規制法規制区域図・いわて盛土情報システム・はなまきデジタルマップへの対応 / Web版 1.0 2026.09 ブラウザ版へ移行 / 1.01 地理院旧版・一関市・花巻市・盛土情報システムの座標指定、土砂災害の調書番号検索、セキュリティ対策 / 1.02 「地図から地名」 / 1.03 北上市の旧地名(住居表示新旧対照表)

11. 出典等の明示

本ツールは次のデータ・サービスを利用しています。各データ・サイトの利用規約に従ってご利用ください。

岩手県ロケーション参考情報(data/locations.json、Lモードの緯度経度・住所候補)
「国土数値情報(位置参照情報データ)」(国土交通省) https://nlftp.mlit.go.jp/cgi-bin/isj/dls/_choose_method.cgi
「登記所備付地図データ 岩手県」(法務省)を加工して作成。登記所備付地図データ利用規約 https://www.geospatial.jp/ckan/organization/moj-03iwate
歴史地名(data/placenames.json、「近くの地名」)
「利用した歴史地名辞書データは、人間文化研究機構および H-GIS 研究会の研究成果である。」
岩手県全体を含む緯度経度の範囲で切り出しているため、近県のデータが一部含まれています。
旧地名(data/oldnames.json)
「国土数値情報(位置参照情報データ)」(国土交通省)を加工して作成。
北上市: 北上市「住居表示新旧対照表」を加工して作成。
ジオコーディング
Nモード: CSIS シンプルジオコーディング実験(東京大学空間情報科学研究センター) https://geocode.csis.u-tokyo.ac.jp/
Gモード: 国土地理院 住所検索 API(地理院地図の検索機能)
「地図から地名」: 国土地理院 逆ジオコーディング API(地理院地図の「住所を表示」機能。市区町村コードと大字・町丁目名を返す)+岩手県ロケーション参考情報
国土地理院
地理院タイル(中央の地図の背景) https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html
地理院地図 https://maps.gsi.go.jp/
地図・空中写真閲覧サービス(地理院旧版) https://service.gsi.go.jp/map-photos/
サーバサイドで経緯度から標高を求めるプログラム(標高 API) https://maps.gsi.go.jp/development/elevation_s.html
地磁気を知る(偏角)/ PatchJGD(標高) https://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/geomag/menu_04/index.html
偏角の値は本ツール内で 2020.0 年値の近似式により計算した参考値です。正式な値は上記サイトで確認してください。
岩手県
いわてデジタルマップ 利用規約 https://www.sonicweb-asp.jp/iwate/agreement?confirm=false
いわて盛土情報システム https://webgis.alandis.jp/
土砂災害警戒区域等の指定・基礎調査結果公表状況、災害危険区域、地区計画、都市計画(岩手県・各市町村の公表ページ)
市町村
もりおか便利マップ 利用条件 https://www.city.morioka.iwate.jp/service/1037208/1009284.html
みやこ i マップ 利用条件 https://www.sonicweb-asp.jp/miyako/agreement?confirm=false
大船渡市地理情報システム 利用条件 https://www.sonicweb-asp.jp/ofunato/agreement?confirm=false
いちのせき e マップ(一関市地図情報サービス) https://ichinoseki.geogeo.jp/(利用規約はサイト内「利用規約」)
北上市わが街ガイド https://www2.wagmap.jp/kitakami/Portal
はなまきデジタルマップ(花巻市) https://webgis.alandis.jp/hanamaki03/
民間・その他の地図サービス
Google マップ 利用規約 https://policies.google.com/terms / 追加利用規約 https://www.google.com/intl/ja_ALL/help/terms_maps/
Yahoo! MAP(LINEヤフー株式会社) 利用規約 https://www.lycorp.co.jp/ja/company/terms/
MappleLabs(株式会社マップル) https://labs.mapple.com/mapplexml.html
OpenStreetMap © OpenStreetMap contributors(ODbL) https://www.openstreetmap.org/copyright
GeoShape リポジトリ(国立情報学研究所) https://geoshape.ex.nii.ac.jp/
MapExpert.net(用途地域マップ) https://cityzone.mapexpert.net/FAQ
地盤安心マップ(地盤ネット) https://jibannet.co.jp/
Linked Open Addresses Japan https://uedayou.net/loa/
ソフトウェア
Leaflet(地図表示ライブラリ、BSD 2-Clause License) https://leafletjs.com/

12. 謝辞

本ツールは、国土交通省の国土数値情報、法務省の登記所備付地図データ、国土地理院の地理院タイル・各種 API、東京大学空間情報科学研究センターのジオコーディングサービス、人間文化研究機構および H-GIS 研究会の歴史地名辞書データ、ならびに岩手県と県内各市町村が Web で公開している地理情報システム・都市計画・防災の各情報があってはじめて成り立っています。これらのデータやサービスを整備し、公開してくださっている関係機関の皆さまに深く感謝いたします。

また、Google、LINEヤフー、株式会社マップル、OpenStreetMap コントリビューター、国立情報学研究所、MapExpert.net、地盤ネットの各地図サービス、そしてオープンソースの地図ライブラリ Leaflet の開発者の皆さまに感謝いたします。

Windows版から Web版への移行にあたっては、Anthropic の Claude の支援を受けました。日々の業務のなかで動作確認や改善の要望を寄せてくださった皆さまにも御礼申し上げます。

13. 著作権および免責事項

著作権は作者である「Kazuaki Kamada」が保有しています。

このソフトウェアを使用したことによって生じたすべての障害・損害・不具合等に関しては、作者と作者の関係者および作者の所属するいかなる団体・組織とも、一切の責任を負いません。各自の責任においてご使用ください。

本ツールが表示する位置・標高・偏角・各種区域の情報は参考情報です。法令上の判断や手続きにあたっては、必ず各機関の公表資料・原本で確認してください。作者への問い合わせは不可です。

14. 今後について

本サービスは一つの区切りとして公開いたしましたが、今後、サービスの終了や他サービスへの移行などを行う可能性があります。突然のご案内となる場合もございますが、ご了承ください。

これまでご利用いただき、本当にありがとうございました。今後の予定については、現時点では未定です。

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